【1】「色彩組曲 −黒と白の包まれたアルタードステイツ−」 |
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1992.9.25-9.29 於:池袋 シアターグリーン
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あらすじ
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「リング」を手に入れた者が世界を牛耳ることが出来る。
どんなコミュニケーションが最大の情報を伝達する事が出来るのか。
目をつむり、耳をふさぎ、口を閉じた時に感じるもの。
本当のあなたが見えてくる。
はたしてリングはどこにあるのか。
体内に流れるマグマ、血液、ラインの黄金は河の底。
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エピソード |
第4回池袋演劇祭グランプリ受賞。
授賞式の時、出演者の誰にも受賞したことは告げられていなかった。
「立食で食べ放題」のエサに稽古を早く切り上げ、
全員稽古着のまま場違いな集団は列席した。
退屈な各賞の発表中、みんなその後の食べ放題のことしか頭になく、
「小さな賞一つでももらえたらね」 と口々にこぼしていたので、
発表された瞬間はわざとらしいくらいの歓喜の声をあげた。
その後の立食時、一般審査員の方々や他の参加団体の人たちが
そそと振るまう中、全員たらふく食べて帰ったのは言うまでもない。
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トクナガ後記 |
ライブの暴走の極みです。
てゆーか、連続コントだな、コリャ。
中身がいくらぐちゃぐちゃになっても
冒頭と完末がしっかりしてれば すべて伏線に見える!
ってゆー、奇妙なシステムが生まれたのだな。
といっても、巧妙に計算してたんだけどね。
ストーリーはファンタジーSF。
指輪物語とか、ワーグナーのオペラとか混ぜて
世界を牛耳れる、黄金の指輪があって
皆それを狙ってるんだけど、川の底にあって
3人のお姉ちゃん (喫茶店経営) に守られてて、
王サマは、女王様そのものよりも愛の巣の建立に精を出してて
目も耳も口も使わない。
コミュニケーションは何だってテーマを投げかけて
人は工場で造られた製品だ。
なんて唐突に言いはなち 結局は
シロとクロという2人の少年の ケンカの内容だった。
で落ち着く・・・ 落ち着かない。
ね、意味わかんないでしょ?
タイトルのセンスが秀逸!
(だと、俺は思っている)
そういえば、コレ池袋演劇祭でグランプリを獲得した!
ごほうびに翌年、
芸術劇場で再演する運びになったんだけど・・・!? |